上場企業って何なの??就活生なら知っておくべき4つのこと

上場企業,株式とは?? 就活生のための記事
こんにちは.
未だに『全国』って漢字は『全ての国』って書くのに日本全域しか指さないということに疑問を感じているちゃんゆーです.
 
僕は学生の頃,
 
上場企業ってよく聞くけどなんなの??
 
有名企業のことを指してるの??
 
『ジャスダック』ってよく聞くけどなんなの??
 
って思っていました.
 
 
今回は株式に詳しい人は読む必要はないと思いますが,過去の僕のように上場企業ってのがよくわからない方向けに書いていきます.
 
スーパーわかりやすく,全体像が捉えられるように書いていくので細かいところは省いていきます.
 
ではいきます.
 
 

株式とは

 
上場 と 株式.
 
これらが関係していることはなんとなくわかっていると思います.
 
まずは株式って何??ってとこからいきましょう.
 
 
あなたが会社を持っているとしましょう.
あなたは社長です.
社長なのでまずは事業を行うための資金が必要ですし,社員にも給料を支払わなければならないです.
 
じゃあどうやって資金を作りますか??
 
選択肢としては2つあります.
 

①借金をして資金を得る

 
これがまず思い浮かぶと思います.
銀行から借りるか消費者金融から借りるか,
はたまた親切な富豪から借りるか…(笑)
 
でも借金は期限が来たら返さなければなりません.
しかも利息付きで!(←ここ重要)
 
 
ここで株式というのが登場します.
 

②株式を買ってもらって資金を得る

 
株式(単に株と言ったりもします)というのはあなたの会社の価値です.
 
もっとわかりやすく言えば
会社の価値を削って削って細かくして,分配できるようにしたのが株式です.
 
投資家が株式(あなたの会社の価値)を金で買ってくれているんです.
 
こうして身を削る(価値を分配する)ことによってあなたはお金を得ることができ,
めでたく事業を行うことができるわけです.
 
そしてこの株式と交換することによって得たお金は返す必要が無いんです.
だって相手はそのお金と相当の価値である株式を持っているわけですから.
 
ただ,あなたが事業を開始したら,その株式を買ってくれた投資家に事業でもうけたお金を配当という感謝の形でお金を渡す,というのがルールとなっています.
 
それがいわゆる投資家達のベーシックインカム,いわゆる不労所得です.
そしてあなたの会社の価値がどんどん上がっていったら,投資家の持っている株式の価値も上がるんです.
 
 

上場とは

 
それではさっそく株式を発行しようとしましょう.
 
じゃああなたの価値(株式)はどこでアピールしますか??
 
そのあなたの価値(株式)を公開する場所が証券取引所なんです.
 
僕のブログでよく言っている東証一部ってのはこの証券取引所に当たります.
 
東証一部 = 東京証券取引所第一部ってことです.
 
証券取引所で投資家たちに株式を公開して,株式を購入してもらうことによってあなたは資金を得ることができるわけです.
 
この株式を市場で公開することを上場と言います.
そして株式を公開している企業を上場企業と呼ぶわけです.
 
というか,上場しないと株式ってのは発行できません.
(本当はIPOやら未公開株やら手段はありますがここでは述べません.混乱させたくないので.)
 
上場にも条件が色々あって,ぶっちゃけ新規事業はなかなか上場することができません.
 
日本にもいくつかの証券取引所がありますが,東証一部ってのはとりわけ狭き門で,たくさんの厳しい条件をクリアしないと東証一部上場企業にはなれません.
その代わり,狭き門をクリアした企業だけに投資家や社会からの信用が高く,資金調達が容易となります.
 
 

じゃあ上場企業を選ぶべき??

 
確かに証券取引所で株式を公開することによって資金調達を容易に行えるようになります.つまりたくさんのお金があなたの元に集まるわけです.
 
『上場企業を選べばいいんだな!』と容易に判断してもらってもいいですが,
知っておいてもらいたいことがあるのでここから注意して読んでください.
 
 
まず株式とはあなたの会社の価値だと述べました.
 
つまり株式を買ってもらうってことは会社の価値が分配されているわけです.
簡単に言い換えれば身を削っているってことですね.
 
じゃああなたの株式をあなたが持っている以上に買われたらどうなりますか??
 
そう会社が買収されてしまうわけです.
 
つまり,上場企業には常に買収される可能性があるということです.
 
有名な例として,
誰もが知っている『SHARP』って超大手家電メーカーが
台湾の『鴻海(ホンハイ)精密工業』に買収されたことは記憶に新しいと思います.
 
これも簡単に言えば株式を鴻海によって大量に買われたことによってみんなが知っているSHARPは台湾企業となってしまいました.
(当時,SHARPは2000億円の赤字を2年連続で叩き出しており,東証一部から二部へ降格していましたが.台湾人社長の敏腕ですぐさま黒字に転換し,今では一部上場となっています.)
 
まとめると,上場企業は資金を安定的に集めやすいですが,反対に買収されるリスクが伴うということです.
 
上場企業が必ずしも安定しているというわけではないんですね.
 
もちろん厳しい審査をクリアして上場しているわけですから福利厚生なんかは充実している可能性は高いです.
 
 

有名だから良いわけじゃない

 
 
有名だからってその企業を選ぶのは安易すぎます.
 
例えば,今は改善しているでしょうが,ニュースになった当時のすき家や電通などの有名企業が超絶ブラックだったことはご存じでしょうか.
有名だからって選ぶと,長時間労働,安月給,有給取得できないなど,人を兵隊,ロボットのように扱う大手企業は未だに多いんです.
 
 
知られていない優良企業はたくさんあります.
 
 
それがB to Bビジネスモデルの企業です.
 
B to BとはBusiness to Businessの意味で,法人(会社)を対象に事業を行うビジネスモデルです.
 
例えば,造船なんかは船主相手の事業なのでB to Bモデルです.
 
こういったB to Bモデルでは広告を打つ必要が無いので一般的にはあまり知られていません.
部品メーカーなんかもそうですね.
ネジやオイルシール,エンジンなどが当たります.
 
 
反対に,あなたが知っている有名企業はほとんどがB to Cモデルになります.
この場合のCはConsumer(消費者)、つまり一般人である僕ら相手の事業になります.
 
消費者相手のビジネスは化粧品,飲食,おもちゃ,家電など、幅広くあり,常に広告を打って集客をしなければなりません.
 
なのでCMなどでよくあなたが見かけるビジネスは全てこのB to Cモデルに当たります.
 
 
他にもB to GやC to Cなど色々ありますが他は枝葉なので就活の時点では覚える必要はないかと思います.(ちなみにGは行政です)
 
 
 
とりあえずこれだけ最低限知っていればいいだろうっていう知識だけ載せました.
 
上場していない大企業はたくさんあります.
サントリーや竹中工務店,今治造船,各新聞社など彼らはわけあって上場しません.
そういうのも調べていくと企業研究が楽しくなってきます.
 
 

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